せいろは、どうやって洗えばいいの?
それとも、洗わないほうがいいの?
せいろは間違ったお手入れをすると、カビや壊れる原因になってしまいます。
でも、「3つのポイント」だけ気をつければ、お手入れはばっちり!
せいろ初心者の方も簡単にできることばかりなので、まずはじめに覚えておいてくださいね。
それでは、せいろの基本のお手入れ方法を見ていきましょう。
せいろの基本のお手入れ方法
どんなせいろも、お手入れで気をつけるポイントは同じ。
せいろを使ったあとは、この3点に気をつけましょう!
せいろの基本のお手入れ方法
- せいろは、基本的には洗わないでOK!
- せいろは、水につけっぱなしにしない!
- せいろは、とにかくよく乾かす!
それでは順番に、お手入れの方法を解説していきます。
せいろのお手入れ その1. 基本的には洗わないでOK
せいろは、目立った汚れがついていなければ、洗う必要はありません。
使ったあとのお手入れ方法は、水気を拭き取って乾かすだけ。せいろは調理中、高温の蒸気で蒸されるので、洗わなくても清潔に使えるんです。
せいろが汚れたときの洗い方
せいろにくっついた食材や肉汁など、汚れがひどい場合はササッと手早く洗います。
せいろを洗うときは、汚れた部分に流水をあてながら、たわしやブラシで優しくこすり落とします。
ポイント
せいろのお手入れ その2. 水につけっぱなしにしない
せいろを洗う際には、水にジャボっと沈めたり、長時間浸け置きしないようにします。
せいろに必要以上に水が染み込むと、ゆがみや壊れる原因に。また、本体に水が染み込むほど乾くのにも時間がかかるので、カビも生えやすくなってしまいます。
ポイント
メーカーによっては、せいろを使う前に、焦げや汚れ防止として水で濡らす・浸すことが推奨されていますが、基本的には水に長時間浸けないほうが安心です。
せいろのお手入れ その3. とにかくよく乾かす
せいろのお手入れ方法で一番大切なのが、よく乾かすこと。
木の内部まで完全に乾ききっていないと、カビや虫、ゆがみの原因になります。
せいろの乾かし方
中でもとくに注意したいのが、カビ。一度生えてしまうと取り除けないので、使ったあとは次の手順でしっかり乾かしてくださいね。
step
1水気を拭き取る
せいろを使った直後は、内側が蒸気で濡れています。乾いたふきんなどで、目立った水気を優しく拭き取りましょう。
せいろを洗った場合もそのまま放置せず、すぐに水気を拭き取ります。
このとき、染み込んだ水分までしっかり取り除こうとしなくて大丈夫ですよ。
ポイント
拭き取る布は使い捨てのキッチンペーパーなどでもOKですが、キッチンペーパーが擦れてポロポロと小さなクズがせいろに残ってしまわないように注意。
一般的な布製のふきんのほうが安心です。
step
2風通しの良い場所で乾かす
水気をおおよそ拭き取ったら、風通しの良い場所に斜めに立て掛けて乾かします。
平らなところにペタッとふせて置いてしまうと、内側に空気がこもってなかなか乾きません。できるだけ風通しの良い場所を探してみてください。途中で向きを変えるのも効果的。
ポイント
吊るして乾かしてもOK
せいろの形や大きさにもよりますが、吊るして乾かすという方法もあります。ただし、大きなせいろ・重いせいろは、吊るすことで歪んだり落下の恐れがあるので、おすすめしません。
わが家では、小さめの18cmのせいろのスキマにS字フックをひっかけて、突っ張り棒に吊るして乾かしています。
ポイント
日光に当てない
キッチンが乾きにくければベランダなどの屋外で乾かしても構いませんが、必ず日陰で。
直射日光は割れや歪みの原因になるので避けましょう。
step
31日以上乾かす
乾かす時間は、湿度や温度、風通しによっても異なりますが、できるだけ長く乾かしましょう。最低でも1日以上は乾かすことをおすすめします。
触ってみて「よし、乾いたな」と思っても、さらにもう少し乾かしておくと安心ですよ。
せいろの収納の仕方
完全に乾いたせいろは、できるだけ風通しの良い場所で保管します。
せいろの収納に向かない場所
湿気が多かったり風通しの悪い場所に収納するのは避けましょう。カビや虫の原因になります。
- シンクの下の引き出し
- 扉で締め切った棚 など
ビニール袋で包まない
せいろを保管する際は、ビニール袋などで包むのはNG。風通しが悪くなります。
ホコリが気になる方は、新聞紙や紙袋などで包むようにしましょう。
せいろのお手入れが楽になるコツ
今回は、せいろの基本のお手入れ方法をご紹介しました。
せいろは、汚れがついていなければ、拭いて乾かすだけでお手入れ完了。つまり、あまり汚さずに使うことができれば、お手入れはほぼいりません!
せいろを使うとき、こんな風に気をつければ、ひどい汚れがつきにくくなりますよ。
お手入れが楽!せいろの汚れを防ぐコツ
- 食材の下にクッキングシートをしく
直接せいろに食材が触れないようにすると、汚れがつきません。クッキングシートのほか、キャベツなどの葉野菜をしいてもOK。
毎回用意するのが面倒だという方は、専用の敷き紙や蒸し布もあるので、やりやすい方法を探してみてください。
- 肉や魚はお皿に乗せて蒸す
汁が出やすい肉や魚を蒸すときは、お皿に乗せ、そのまま皿ごと蒸せば汚れません。
ただし、皿ごと入る大きめサイズのせいろが必要です。
- 1段に無理に詰め込まない
ぎゅうぎゅうに食材を詰め込んでしまうと、せいろ内側の側面が汚れがち。ゆとりをもって食材を詰めるとお手入れが楽に。
無理せず2段に分けたり、少し大きめサイズのせいろを選ぶのもおすすめです。
せいろは、今回ご紹介したようなちょっとしたお手入れで長く使えます。
基本のお手入れ方法をおさえて、せいろと上手に付き合っていきたいですね。
せいろの選び方
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せいろはいろんな種類があるので、どれにしようか迷ったら参考にしてみてくださいね。