「茹でたパスタをザルにあけたら、つるーんとこぼれた」
「蕎麦やうどんを流水で洗っていたら、水と一緒にあふれて流れ落ちた」
「お米を研ぐと、ざるにお米が詰まる。またはザルからお米が落ちる」
ボウル(ボール)とザルの組み合わせが良くないと、こんなことがよく起きます。
使う度にプチストレスを感じている方も多いのではないでしょうか。
ボウルやザルは、ご家庭にあるものをなんとなく使いがちですよね。長く使えるものですし、頻繁に買い換えることありませんが、組み合わせを見直すととても使いやすくなります。
実は奥が深い、ボウルとザルの組み合わせ。
直径や深さ、角度、網目の大きさなどを徹底リサーチした結果、普段づかいに最強のボウル・ざるセットを見つけましたのでご紹介したいと思います。
これが最強!おすすめボウル・ざるセット
早速ご紹介すると、私が最強だと思うボウル・ザルセットの組み合わせがこちらです。
柳宗理のステンレスボール
柳宗理のボウル。サイズは19cmです。
新越ワークスの深型ザル
深型のタイプです。こちらもサイズは19cm。
このボウルとザルの組み合わせ、実はサイズ(高さ)が違います。
ボウルは少し平べったい形、ザルは少し縦長の形。直径は同じですが、ボウルよりもザルのほうが背が高く、深い形状になっています。
このボウル・ざるセットが最強な理由
ボウルとザルのセットというと、同じメーカーの同じシリーズで揃えるという方が多いかと思います。
私も、柳宗理のボウルはパンチングザルもセットで購入しました。
でも、実際に同じシリーズの同じサイズを組み合わせて使うと、ちょっと使いづらいなぁと思うことがあります。
深さが違うから、中身があふれない
今回ご紹介するのは、柳宗理のステンレスボールと、新越ワークスのザル。
なぜあえてメーカーを変えて組み合わせるかというと、ちゃんと理由があるんです。
ピタッと重なるセットが良いわけでもない
通常、同じメーカーの同じシリーズでボウルとザルをセットで買うと、基本的に深さも高さもほぼ同じ。重ねると、隙間もなくピッタリとフィットします。
「スキマなく重なる組み合わせが一番使いやすい!」
・・・かと思いきや、実は用途によってはフィットしすぎていると使いづらいのです。
水に浸すときには、サイズが違うほうが便利
ボウルとザルを重ねて水を張ったとき、ボウルの水面の高さよりも、ザルのフチが高い組み合わせにすると、食材が流れ落ちにくくなります。
例えば、茹でた麺類を流水で洗うとき。
水面がザルの高さを超えることがないので、麺がザルを超えて流れ落ちる心配がありません。
でも、ボウルとザルの高さが同じ組み合わせだと、満タンになってあふれた水と一緒に、麺が流れ出てしまいます。
もちろん麺だけでなく、水に浮く野菜(ナスのアク抜きなど)や、お米を浸水させるときも、ザルの上から流れ落ちないので使いやすいです。
指がひっかかるから、熱くない
ボウルとザルがピタッとフィットしている場合、ザルだけを持ち上げようとすると、やりづらいという経験、ありませんか?
- ボウルとザルのあいだに指が入りにくい
- ボウルの中のお湯や食材に、指が触れて熱い
もちろん、取っ手付きのザルであれば持ち上げやすいのですが、取っ手がついていなくてもこの組み合わせなら平気。ボウルよりもザルが立ち上がっているので、ひょいっと指をひっかけてざるを持ち上げることができます。
それぞれ単体でも使いやすいサイズ
ご紹介してきたとおり、組み合わせて使うと便利なのですが、もちろんそれぞれ単体で使うときも優秀。
ボウルだけ、ザルだけ使うときにも使いやすいサイズ感と機能性です。
ボウル
ボウルは、気軽に使えるサイズ。柳宗理のボウルはサイズによって形状が異なるのですが、こちらは口径が広く、底が狭い形状をしています。
手やお箸を入れやすいので、少量の肉だねをこねたり、肉の下味を揉み込んだり、お菓子作りでも活躍してくれます。バットの代わりとして、切った食材をスタンバイさせておくのにも便利。
いろんな野菜を合わせてサラダにして、そのままテーブルに出しても良いサイズ感とデザインです。さすが柳宗理。
ざる
直径はボウルと同じサイズですが、深さのある頑丈なザルです。底上げの加工がされていて、つなぎ目が無いタイプなので、汚れがたまらず清潔に使えます。
サイズ感ですが、茹でたうどんやパスタなどは、3人前くらいまでならOK。
玄米を3合入れたときにはこのような感じで、まだ余裕があります。
▲ざるの細かさもちょうど良く、お米を通さない網目です
ちなみに、深さがあるので、ひとまわり大きめのボウルと組み合わせて使うこともできますよ。
ボウルとザルのセットを見直してみませんか
今回は、ボウルとザルの使いやすい組み合わせをご紹介しました。
わが家では今回ご紹介したこのセットが最強だと感じていて、実際に一番よくキッチンで活躍してくれています。
よく作る料理や、ご家族の人數にもよっても最強の組み合わせが変わるかと思いますが、ポイントは、
「ボウルとザルのセットはピタッとはまらなくても良い!」
ということ。メーカーが違っても問題なし。
もし、麺や食材が流れ落ちてプチストレスを感じている方は、組み合わせを見直してみてはいかがでしょうか。
もしかすると、組み合わせるサイズ(とくにザルの高さ)を変えるとあっさりと解決するかもしれません。サイズをお手軽に変えるには、ご家庭にあるボウル+深型のザルが組み合わせやすくおすすめです。