広告 食材・材料のこと

【お菓子作りの基本の材料】材料の役割と失敗しない選び方も解説

お菓子作りには、毎回のように登場する基本の材料があります。

「よし、作ってみよう!」と思い立ったときに、まずは材料を買いに行って・・・というのはちょっと面倒ですよね。

でも、基本の材料を常備しておけば、思い立ったときに色んなお菓子が作れてとっても楽ちん。

ここでは、そんな基本の材料をご紹介します。材料の役割と、失敗しない選び方も簡単にまとめました。とくにお菓子作り初心者の方は、必要なものを揃えるときの参考にしていただけるはずです。

 

【お菓子作りの基本材料】卵・乳製品

まずはじめにご紹介するのは、ほとんどのお菓子作りに必要な、基本中の基本の材料。
普段から冷蔵庫に常備されているご家庭も多いはず。お家になくても、スーパーで簡単に手に入るものが大半です。

お菓子作りに使うときならではの選び方のポイントも載せていますので、チェックしてみてくださいね。

卵の役割

膨らませる、風味を出す、熱で固まる等

卵は、できるだけ新鮮なものを使います。使う卵のサイズが表記されていないレシピの場合は、Mサイズを選んでおけば間違いないでしょう。

ちなみに、卵には白や茶色がありますが、殻の色は中身に関係ありませんので、何色でもOK。

 

バター

バターの役割

風味に深みを出す、サクサクさせる等

お菓子作りでは、基本的に無塩バターを使います。

どうしても無塩バターが手に入らないときは、少量であれば有塩バターに置き換えても作れる場合もあります。無塩と有塩では味わいが変わってしまいますが、ご家庭でのお菓子作りであれば許容範囲なことも。

 

牛乳

牛乳の役割

コクを出す、生地をやわらかくする等

ごくごく一般的な、成分無調整牛乳を使います。
お菓子作りやパン作りでは、低脂肪牛乳やカルシウムの多い乳飲料などは避けてください。

 

生クリーム

生クリームの役割

コクを出す、なめらかにする、泡立てて飾り付ける等

スーパーの生クリーム売り場には、値段の高い生クリーム(乳脂肪)と、安いフレッシュやホイップ(植物性脂肪)があります。
見た目は同じようなパッケージなので始めは迷うかもしれませんが、お菓子作りではこのように使い分けます。

純生クリーム(乳脂肪)

  • お菓子作りやパン作りの生地に混ぜて、コクを出したいとき
  • 濃厚な風味を味わいたいデコレーションケーキ

乳脂肪分の割合を表す47や35といった記載がありあますが、わが家では35をよく使います。コクがあって、クドすぎず丁度良い。

フレッシュ・ホイップ(植物性脂肪)

  • コクはあまり必要ないとき
  • あっさりした風味のデコレーションケーキ

お菓子作りのレシピで「生クリーム」と記載があれば、基本的にはフレッシュではなく純生クリームを使うことをおすすめします。

 

 

【お菓子作りの基本材料】砂糖

砂糖の役割

甘くする、膨らませる、しっとりさせる、焼き色をつける等

砂糖の種類によって、できあがったお菓子の風味や口当たりが変わります。

グラニュー糖

グラニュー糖はスッキリした甘さ。お菓子作りやパン作りではグラニュー糖がよく使われるため、揃えておくことをおすすめします。

 

上白糖

料理用としても常備しているご家庭も多い、上白糖。

上白糖の甘さは、グラニュー糖よりも強く、こっくりとした感じ。風味は異なりますが、グラニュー糖の代わりとして代用しても問題ないことが多いですよ。

 

粉糖

粉糖は、グラニュー糖を細かく砕いたもの。

粒の大きい通常のグラニュー糖に比べると登場の頻度は少ないものの、粉糖は口当たりの良さや軽さを求めるお菓子作りに使われます。焼き上がったパンケーキやシフォンケーキなどの上に振りかけて飾りつけすることも。

 

【お菓子作りの基本材料】粉類

お菓子作りには欠かせない、小麦粉などの粉類をご紹介します。

冒頭でご紹介した卵や牛乳などとは違って、粉類は大きなスーパーでないと売っていないことも。粉は重さもありますし、店頭ではなくネット注文を検討してみるのもおすすめです。

薄力粉

薄力粉の役割

ふんわりした生地を作る

お菓子作りでは薄力粉をメインで使います。

スーパーでよく見かける料理用の薄力粉(黄色いパッケージの日清フラワーなど)でもお菓子は作れますが、ぜひお菓子づくり用の薄力粉を使うことをおおすすめします。とくにケーキやスコーン、クッキーなどは生地の割合のほとんどが薄力粉ですから、おいしい粉を使うとお菓子が格段に美味しく仕上がりますよ。少しお値段は高くなりますが、やっぱり美味しいです。

お菓子作り用の薄力粉には色んな種類があり、それぞれ風味や口溶けが異なります。
お菓子作りに使われる人気の薄力粉は、ドルチェ、バイオレットなど。

 

ベーキングパウダー

ベーキングパウダーの役割

生地を膨らませる

ベーキングパウダーは、生地をふんわり膨らませるために使います。体のことを考えると、アルミニウムフリー(ミョウバン不使用)のものを使うのが安心。

こちらは色んなお店や料理家さんが使っているアルミニウムフリーのベーキングパウダーで、わが家でも愛用しています。パッケージが可愛いところも好き。

 

ホットケーキミックス

ホットケーキミックスには、薄力粉、ベーキングパウダー、砂糖、塩などがブレンドされています。

商品によって配合が違うため、甘い・塩気が強いなどの特徴がそれぞれ異なります。ホットケーキミックスを使った簡単なお菓子レシピも多くありますが、どの商品を使うかによって味がガラリと変わることも。

 

全粒粉

ほんのり茶色い見た目で栄養価の高い全粒粉は、薄力粉に少量混ぜて使います。

パウンドケーキ、クッキー、タルト生地など、薄力粉だけで作るよりも味わい深く仕上がりますよ。ヘルシーなお菓子やパン作りには欠かせない材料です。

 

 

【お菓子作りの基本材料】油

油の役割

バターを使うよりも生地がふんわり膨らむ等

バターの代わりとしてケーキなどの焼き菓子に使うことも多いのが食用油。

お菓子作りに使うなら、香りが控えめの油を選びます。オリーブオイルは香りが強く、お菓子作りにはあまり向きません。

香りの少ない油として使われるのはサラダ油、菜種油、太白ごま油などがありますが、わが家では太白ごま油を愛用しています。サラリとしていて全く油っこさを感じさせないので、おいしいお菓子が焼き上がります。

 

 

ぜひ揃えておきたい!お菓子作りの名脇役

レシピによく登場する、お菓子作りの名脇役の材料がこちら。

無くても作れる場合が多いのですが、あるとグッと美味しさが増します。

バニラエッセンス・バニラオイル

バニラエッセンス・バニラオイルの役割

風味づけ

お菓子作りによく登場するのがバニラエッセンス。無くても作れますが、あるとほんのりバニラの香りが楽しめます。

似たものとしてバニラオイルがありますが、基本的な使い分けはこの通り。

  • バニラエッセンス:加熱しないプリンやクリームに
  • バニラオイル:加熱しても香りが飛びにくいため、ケーキづくりなどに

ネットでも手に入りますが値段はお高めなので、実際のお店でゲットするのがおすすめ。とくにバニラエッセンスは身近な材料で、スーパーのお菓子材料売り場のほか、ダイソーなどの100円ショップでも販売されています。

 

レモン汁

レモン汁の役割

酸味や風味づけ、色止め

クリームチーズやりんごを使ったお菓子作りレシピでよく登場します。

使うのが数滴〜少量であれば、ポッカレモン100など市販のレモン汁を使うのが便利。開封後のレモン汁の賞味期限は短いので、わが家では手のひらサイズの70mlくらいのものを常備しています。

レモン汁をたっぷり使うレシピでは、レモンをまるごと買ってきて絞るほうが美味しくできあがります。

 

レモンの皮のすりおろし

レモン皮のすりおろしの役割

風味づけ、飾り付け

レモンの香りが決め手のレシピでは、皮のすりおろしを使うことがあります。皮を使うときは、国産で無農薬のレモンを選ぶようにします。(レモン汁のみを使う場合は、輸入でも問題なし)

レモンの皮は一度にすりおろして、冷凍保存しておくこともできますよ。

 

 

レシピによっては必要な定番材料

いつも必要ではないけれど、作りたいお菓子によっては絶対に必要になる定番の材料です。

日持ちする材料は、常備しておくのがおすすめ。お菓子作りの幅が広がり、思い立ったときにいろんなお菓子が作れるようになります。

粉ゼラチン

ゼリー、プリン、レアチーズケーキなどに使います。板ゼラチンよりも、5gずつ個包装になった粉ゼラチンが使いやすくておすすめ。

 

チョコレート(板チョコ、チョコチップ)

マフィンやスコーンではそのまま生地に混ぜ込んだり、ガトーショコラでは溶かして混ぜ込んだり。溶かしてトロリとかけ、飾りに使うことも。

どこでも手に入る板チョコ(個人的にはお菓子作りには断然ガーナ!)でも良いですが、味にこだわるなら製菓用のチョコレートのほうが美味しく仕上がります。

 

クリームチーズ

チーズケーキを作るなら欠かせないクリームチーズ。マフィン生地に入れるなど、チーズケーキ以外のお菓子作りも楽しめます。

一口サイズの個包装のもの(kiriなど)もありますが、チーズケーキに使うなら200g前後の包装を一度に使い切るほうが安上がり。

 

ヨーグルト

ケーキ、スコーンなど、ヨーグルトを使ったお菓子作りレシピはたくさんあります。甘くない無糖のヨーグルトを使います。市販のものではなく、自家製ヨーグルトでも大丈夫。

 

豆乳

ヘルシーなお菓子レシピに使われる豆乳。一度のお菓子作りで使うのは少量の場合が多いでしょう。

開封してからの賞味期限が短いので、200mlの小さいパックを買うのも便利です。

 

純ココアパウダー

純ココアパウダーは、ケーキの生地に混ぜ込んだり、ティラミスなどでは仕上げにふりかけて使います。

お菓子作りに使うのは、甘くない純ココアパウダー。甘いミルクココアではありませんので、間違えないように注意してくださいね。

 

抹茶パウダー

和菓子と洋菓子、どちらでもよく登場する抹茶のお菓子。

製菓用の抹茶パウダーもありますが、大きめのスーパーやネットショップなどで手に入るお抹茶用(ドリンク用)の抹茶パウダーでも大丈夫。安いものから高級なものまでありますが、一度に使う量はそれほど多くありません。いろんな抹茶パウダーがあるので、お気に入りを見つけるのも楽しいですよ。

 

 

お菓子作りによく使われる果物

スーパーで手に入りやすく、お菓子作りでよく登場する果物です。ご紹介してきた定番材料を組み合わせることで、いろんなお菓子が作れます。

バナナ

完熟バナナを生地に混ぜ込んでケーキやマフィンにしたり、フライパンでソテーして存在感のある脇役にも。お菓子作りに使える身近な果物の代表です。

 

りんご

アップルパイやりんごケーキなど、お菓子作りの主役として使われることの多いりんご。

種類(品種)によって酸味や型崩れのしにくさなどが異なります。そのため、作るお菓子によって品種を使い分けるのが理想ですが、ご家庭で気軽にお菓子作りをするならどの種類でもOK!

 

いちご

お誕生日のデコレーションケーキはもちろん、ちょこんと添えるだけでシンプルなお菓子を一気に華やかにしてくれるいちご。春にはぜひ取り入れたいですね。

 

お菓子作りの基本の材料まとめ

ほとんどのお菓子作りに使う、基本の材料をご紹介しました。

もういちどリストでおさらいしておきます。(クリックでもう一度確認できます)

お菓子作り基本の材料リスト

お菓子作りの基本材料

もちろん一度にすべてを揃える必要はありませんが、あると色んなお菓子が作れます。お近くのスーパーやネットショップなどで、必要なものから揃えてみてはいかがでしょうか。

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